庭で待つもの Vol.1

庭で待つもの Vol.1

救世主

ご存じでしょうか、テーブルが庭の中では救世主たりうることを。

 

テーブルの持つ水平な面が庭の中に安定感をもたらすからです。テーブルと椅子のもたらす視覚的効果も機能美と捉えることができます。

 

そこに座ってお茶を飲む行為がすぐ思い浮かびます。心地よき美の時間の演出です。アイディアに詰まり、頭の泉が枯れてきたかな、と感じたらテーブルと椅子を置いてみましょう。そして目で考えてみましょう。

 

庭の中に水平な面が空間に浮ぶように存在する事で庭が立体的な物となり、人の視線の先はおのずとテーブル面に向かうのです。テーブルによって庭に一種強力な求心力が生まれる。そういう様な感覚です。

 

テーブルを中心にした立体感のある庭造り、これに椅子が加わり人は夢の時間を手にするのです。

 

テーブルは人が使う物。人が中心に位置する使う庭、憩いの庭が生まれます。椅子とテーブルを設置する事で、この庭は家族や友人や周囲の人々が楽しめる庭になるのです。屋外の応接室のような物ですね。だから、日陰が必要です。

 

つるバラの枝を上空に配して、人が包み込まれるような柔らかな空間造りを心掛けましょう。庭木も伸びた枝を切ってばかりでは何も作り出せません。伸びた枝をどう有効利用するかをみんなで考えてみましょう。

 

テーブルも椅子も安価な製品で充分です。古くてもプラスティックでも、アイディア次第で如何ようにも使いこなしができます。椅子ならクッションで変化を作れます。

 

足りない部分を補い相乗効果を得るのが庭造りの基本です。スピリッツをお使いなさい。きっと劇的な変化が起こります。

ラッピング効果

テーブルに布をかけると庭の楽しさはまた別次元へと分け入ります。布の持つ効果は庭を劇的に変化させます。そのラッピング効果はもうひとつの救世主です。

 

テーブルを覆う布は無地でも、古布を活用したパッチワークでも選択肢は多様です。複雑でトリッキーでシュールな、そして暖かみのある特別な雰囲気をもつ空間に仕上がります。

 

布を用いた庭造りは、個人的には無限の可能性を秘めた手法だとおもいます。バラとガーデニングショウをご覧の方はもうお判りですよね。

 

一寸した工夫で庭が劇的に変化するのです。特別な布より使わず眠っていた布を活用してみて下さい。今まで何も生み出せなかった布が庭で主役のような存在になるのです。

 

このプロセスが庭造りと同様、今ひとつの大きな楽しみになるのです。人をお迎えする喜びと同じように。

 

テーブルクロスは幾枚も用意したいもの、曇りの日と晴れの日では当然雰囲気を変えたいですよね。自作のテーブルクロスを友人に見せびらかしたくもあります。

 

当然テーブル上の空間ではつるバラがたおやかに咲いていたり、葉擦れの音が降り注いだりしておるのですが。

 

個人庭園の心髄は使いこなしにあります。人が楽しむために考えた庭は、実に人間くさくて私は大好きです。

 

生活を楽しむ気持ちが庭造りの原動力と言って良いでしょう。使って楽しむ庭造りです。つるバラの庭が人気であるのは、家族みんなと庭でバラの花に囲まれた一時を味わいたいが為であります。

 

くっ、くどい、と言われちゃいますが、個人庭園に鑑賞庭園は不釣り合いです。バチバチ枝を切るスタイルの庭も、もう古いです。もっと自由に伸びやかに、人生を謳歌する庭造りがしたいですよね。


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