トレリスの使い方

トレリスの使い方

トレリスの使い方

トレリスの大きさにもよりますが全般的に適正を持つのは一部オールドローズや一部の返り咲き品種などです。またノアゼットの系統でも適正を持つ品種があり、是非とも使ってみたいところです。樹形的な側面から見ると細枝性の品種が風景的には適しています。トレリスの素材よりゴッツイ枝を誘引しても美しさを保つには苦労させられます。つるバラ全般にわたり細枝性品種の人気が高いのはこのためです。

 

アーチでもてあました枝を切らずに、アーチに隣接したトレリスを設置して枝を誘引すれば良い結果が得られると思うケースは多くあります。アーチ単独では伸びる枝全てを活用しにくいことは想像に難くはありません。その意味でトレリスはアーチのよき理解者なのであります。つるバラに適したトレリス素材は当園でも販売しています鉄製のメッシュフェンスです。マス目が 15cm ありヒモでも結わきやすく堅牢。曲面を作るにも優れ庭に安定と調和をもたらします。

メッシュフェンス

誘引方法は基本的に同じ、太い枝を先に誘引し細い枝が表面に出るようにします。横に余裕があれば枝を水平近くに倒し良好な花付を得る事もできます。枝の誘引する間隔、枝と枝の間はステムの長さによって決まります。大輪咲きのコンスタンススプライは樹形に難ありで、5m 程の垂直に伸びるシュートを出します。この枝をささえる支柱が必要ですが、冬に枝を真横に倒すだけであの花は横に並んで咲くのです。つぅか、横に倒さなければさかへんのです。太枝性の品種や直線的な伸び方の特性を持つ品種は枝を横に倒す事で頂芽優勢を崩し良好な花付を得る事ができます。

 

枝を横に倒して花付を得る場合枝の誘引間隔は 15cm ~ 20cm 程度です。これは枝を水平に誘引した状態の場合で、大輪種を中心とした太枝性の品種はこの様な誘引を施すと効果的です。誘引する枝の間隔を問われますが本来はこの様な品種に対しての誘引する枝の間隔の数字なのです。

 

新たに伸びる枝が途中から湾曲して枝先が下垂したり、小枝が多く発生する品種などは花付の良い品種が多く様々な枝の角度、誘引斜め上や異なった枝の角度を複雑に組み合わせる場合には枝の間隔の取り方などほとんど用を成しません。

 

トレリスや壁面など垂直な平面に枝を誘引する場合は品種のタイプによりいくつかの方法に分類されます。一般的には株元から放射状に枝が成長している姿。枝先は一定の角度を保ち平行になることはありません。枝先が付根部分から常に角度を持ち開いた状態が違和感の無い見慣れた角度と言えます。枝が全体的に上向きでも円を描いていても基本は同じです。

一寸ステムの話

木香バラの様にステムが極めて短い品種は誘引した枝に花が密着しますので間隔を狭め密度濃い誘引とします。木香バラは小枝を剪定する必要などほとんど無く、枝を密集させないと演出効果も満足感も得られない品種です。木香バラは狭いトレリスには適正を持ちません。

 

ステムの長さと房咲性の有無や度合いにより誘引する間隔が決まります。ステムの長さは枝の太さとも関連します。ニュー ドーンが好例です。太い枝で剪定を施すとステムは長くなります。枝先に咲く花は小振りでステム長もほとんど無きに近い姿でうなだれて咲きます。ニュー ドーンは壁面向きの品種で枝を目一杯使いこなせる環境であれば実に効果的な品種であります。従ってニュー ドーンも小トレリスには適正がありません。

 

トレリスに適した品種はステムの短い事、枝が細いこと、枝が伸びすぎないこと等が条件です。ガリガローズのシャルル ド ミルやカーディナル ド リシュリュー。ダマスクローズならイスパハン、ヨーク アンド ランカスター、マダム アルディやレダ、ブラッシュ ダマスクなどこれもまた枚挙が暇は無い。

 

枝は太くなりますがスブニール ド ドクター ジャメインを筆頭にハイブリッドパーペチュアルにもトレリスに適した品種があります。太い枝は水平に倒すことで良好な花付を確保。株立ち状の品種は枝先をクッと水平に倒して咲かせます。

 

ローブリッタの美しさを引き出すにはトレリスとアーチを組み合わせた場所が一番です。シュラブローズは返り咲く品種が多く、ジャクリーヌ デュ プレやシー フォームも使ってみたい品種です。


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